ストーリー
再会は儚く激しく、禁断の恋へと向かう
郊外の瀟洒な一軒家に暮らす専業主婦の小田嶋由美子(熊切あさ美)は、年上の整形外科医である夫・幸彦(本宮泰風)とふたり、平凡だが幸せに暮らしていた。
そんなある日、隣家に一組の夫婦が引越してくる。挨拶に訪れたふたりを見て驚く由美子。新しい隣人は、昔の恋人・宮沢浩司(大口兼悟)とその妻の紗栄子(茜ゆりか)だったのだ。
十年前、由美子と浩司は共にプロダンサーを目指し、プライベートでも結婚を約束した恋人だったが、二人は両親の反対にあい別れた。
突然の再会に戸惑いながらも、過去の恋だと割り切ろうとする由美子。しかし、浩司から変わらぬ想いを告げられ、由美子の心は揺れる。悩みながらも、由美子は待ち合わせ場所に向かうが、浩司が来ることはなかった。憤りと惨めな気持ちを抱え帰宅した由美子は、翌朝出勤する浩司を待ちぶせ、彼の車の前に飛び出す。浩司は興奮する由美子を車の中に引き入れる。その様子を、噂好きな近所の主婦が見ていた…。
キャスト
熊切あさ美 (Asami Kumakiri)
1980年、東京都出身。
1998年に「チェキッ娘」オーディションに合格し、初代メンバーとしてフジテレビ系「DAIBAッテキ!」に出演。グループ解散後は、ソロとして女優・タレントなどバラエティを中心に活動する。主な出演作に舞台「志村魂」「幕末ノ丘 吐き気がするほどハードボイルド」、映画『猫目小僧』(06)『ロボゲイシャ』(09)『歌舞伎町はいすくーる』(13)がある。本作が映画初主演となる。
大口兼悟 (Kengo Ohkuchi)
1981年、鹿児島県出身。
2003年「仮面ライダー555」(EX)で俳優デビュー。以降、映画・TVドラマ・舞台と数多くの作品に出演。主な出演作にTVドラマ「任侠ヘルパー」(CX)「相棒」(EX)「ゴーストママ捜査線」(NTV)「パーフェクト・ブルー」(TBS)、映画『海猿』(04)『クローズZERO Ⅱ』(09)『ごくせん THE MOVIE』(09)『タナトス』(11)『ごくつまの恋』(13)『夏ノ日、君ノ声』(15)などがある。
本宮泰風 (Yasukaze Motomiya)
1972年、東京都出身。
1994年『シュプールは行方不明』でデビュー。精悍な顔立ちと185cmの長身を活かしたアクション、そして高い演技力で近年は映画からTVドラマまで幅広く活躍している。主な出演作は『探偵はBARにいる』(11)『鍵泥棒のメソッド』(12)『新大久保物語』(13)『25-NIJYU-GO-』(14)『劇場版「S-最後の警官-」』(15)『龍三と7人の子分たち』(15)など。
茜 ゆりか (Yurika Akane)
1987年、神奈川県出身。
05年からTVドラマや映画に出演。12年には佐々木友紀監督映画『ココロ迷子』で初主演を果たす。また、09年より「王様のブランチ」(TBS)リポーターで活躍。現在は仙台を拠点として東北放送、ミヤギテレビで活躍の場を広げる。
- 荒井まどか
- 鈴木智絵
- 竹田朋華
- 徳元裕矢
- 伊勢田隆弘
スタッフ
監督 成田裕介 (Yusuke Narita)
1953年、秋田県出身。
1976年に若松孝二の若松プロに参加し、以後、20名余の監督の助監督として活躍。1987年にテレビドラマ『あぶない刑事』第20話「奪還」にて監督デビュー。以後同ドラマで数多くの作品を監督。映画は1989年の『バカヤロー!2幸せになりたい。』で初メガホンを取り、以後『BE-BOP-HIGHSCHOOL』(Vシネマ版)、『花と蛇3』(10)などシリーズ物も数多い。1999年の『御法度』では大島渚からの依頼で監督補佐になり、脳梗塞から復帰した大島を支えた。近年では監督業の傍ら、宝塚大学・日本大学・日本映画大学の教授を務めるなど後進の指導に当っている。日本映画監督協会理事。
- 脚本:片岡修二
- 企画:利倉 亮
- プロデューサー:江尻健司 亀田裕子
- キャスティング:関根浩一
- 撮影:さのてつろう(J.S.C.)
- 録音:山口 勉
- 編集:桐畑 寛
- 助監督:佐藤 吏
- 制作担当:山地 曻
- 監督助手:寺山絵里香
- 撮影助手:浮邊祐希 高畠 隆 岡村浩代 坂田牧也
- メイク:島田万貴子
- スチール:千葉朋昭 田中幹雄
- スタイリスト:高橋深雪
- 制作:鶴岡幸治
- 音響効果:藤本 淳
- MA:若林大記
- メイキング:榎本敏郎
- 配給宣伝:オムロ
- 製作:レジェンド・ピクチャーズ
- 【2016/日本/カラー/70分/HD/R15+】