ストーリー
バツイチ独身・四十路の女が見た夢は?
宮口尚美(丸純子)は、おにぎり屋を営む39歳のバツイチ。店は小さいけれど、『おふくろの味』と評判も高く、常連客も多い。
尚美は、毎日のように“たらこおにぎり”を買っていく、若いイケメン・草太(塩澤英真)のことが気になっている。草太が来るとうれしくなって、ついサービスしてしまう。草太の方もまんざらでもないのだろうか、自分は母親の手作り以外のものは食べられないのに、尚美のおにぎりは大丈夫だと言ってくれたり、おにぎりを渡す尚美の手を突然握ったりする。思わず勘違いしそうになる尚美だったが、自分の妄想を必死に打ち消している。
40歳の誕生日、特にイベントもない尚美は、なじみの整体院で、隣のベッドで悲鳴をあげている元夫の真人(春田純一)と偶然再会する。10年ぶりに顔を合わせ、驚く尚美だったが、真人が若い女(友田彩也香)と再婚しているのを知り、なんだか面白くない。
尚美は、自分ももうひと花咲かせるべきだと婚活パーティへの参加を決めるが、入り口でうろうろしていると、またまた真人が現れる。婚活会場は真人の店だった。再会を祝して飲もうと真人に強引に誘われ、尚美は渋々付いて行く。元夫婦の安心感も手伝ってか、二人はそれなりに盛り上がり、酔った勢いでラブホテルに入ってしまう。そんな二人を草太が目撃してしまい・・・
キャスト
丸 純子 (Junko Maru)
1976年、千葉県出身。
1990年代後半、レポーターとして報道番組などに出演する。
2001年に発表した写真集を機に女優に転進し、Vシネマ『暴力商売2・3』でデビュー。『性犯罪事件簿 ダブルフェイス』(01)『濡れた赫い糸』(05)などで迫力のある演技を見せ、近年はグラビアでも大人の女性の魅力を披露している。 その他の映画出演作にミッキー・カーチスと共演した『老人の恋 紙の力士』(10)や『逢いびき』(14)がある。
塩澤英真 (Shiozawa Hidemasa)
1986年、東京都出身。
2002年第15回「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」にて準グランプリ受賞、芸能界デビュー。モデル・歌手活動を経て俳優業に至る。舞台「ミュージカル テニスの王子様」の観月役で女性ファンの支持を得る。映画『Short Trial Project2012「Extra」』(13)で主演を果たす。
春田純一 (Junichi Haruta)
1955年、福岡県出身。
アクション俳優の千葉真一に憧れ、ジャパンアクションクラブ(JAC)の第1期生として入団。スタントマン・スーツアクターとして千葉の主演作品に出演。1982年の「大戦隊ゴーグルファイブ」(EX)でゴーグルブラックに抜擢され、戦隊もので初のブラックを演じる。特撮・アクションのみならず、つかこうへい劇団にも参加し、アクションスターから性格俳優へと転向。近年の出演作品に「スペシャリスト」(EX)、「プラチナエイジ」(THK)など、TVドラマ・映画・舞台に多数出演している。
友田彩也香 (Ayaka Tomoda)
1988年、東京都出身。
2009年に「新人!kawaii*専属デビュ→垂れ目がキュートな可憐少女♪」でデビュー。近年は映画・Vシネマにも出演。主な出演作に『ハードロマンチッカー』(11)『闇金ウシジマくん』(12)など。
スタッフ
監督 金田 敬 (Satoshi Kaneda)
1963年、大阪府出身。
大阪芸術大学舞台芸術学科を卒業後、廣木隆一、石川均らの助監督として参加し、映画・テレビの現場で活躍する。
1991年に監督としてデビューして以降、ジャンルにとらわれず様々なフィールドを往来し、映画・Vシネマ作品を多数監督。2006年劇場用作品『青いうた のど自慢青春編』を発表し好評を得る。その他の主な監督作品は『愛の言霊』(07)『春琴抄』(08)『アンダンテ~稲の旋律』(09)『奴隷船』(10)『劇場版びったれ!!!』(15)など。また『ベイブルース ~25歳と364日~』(14)をはじめ多数の脚本も手がけている。
- 脚本:森田剛行
- 企画:利倉 亮
- プロデューサー:江尻健司 亀田裕子
- キャスティング:関根浩一
- 音楽:岡出莉菜 MOKU
- 撮影:斎藤幸一
- 録音:山口 勉
- 編集:桐畑 寛
- 助監督:佐藤 吏
- 監督助手:谷口恒平
- 撮影助手:坂元啓二
- メイク:内城千栄子
- スタイリスト:加藤みゆき
- スチール:千葉朋昭
- 制作:鶴岡幸治
- 整音・効果:皆川まさゆき
- MA:M2 MUSIC
- メイキング:榎本敏郎
- 配給・宣伝:オムロ
- 製作:レジェンド・ピクチャーズ
- 【2016/日本/カラー/86分/HD/R15+】