Introduction
ただ繰り返す毎日。
未来へ目を向けた途端、出会ってしまった二人。
此処ではない何処かへ歩み始める。
主人公・小夜子を演じるのは「王様のブランチ」リポーター出身で昨年デジタル写真集で話題をさらった新藤まなみ。
小夜子と出会う男・洋平を演じるのは、『ミッドナイトスワン』『モリのいる場所』など数々の話題作に出演してきた、若手実力派・吉村界人。
洋平の失踪した妻・光子役に『悲しき天使』の和田瞳、光子と過去に関係があった男に 『由宇子の天秤』の川瀬陽太など、個性的な役者たちが揃った。
監督は、「映画芸術」2020年ベストワン作品『れいこいるか』のいまおかしんじ。
脚本は『生きるとか死ぬとか父親とか』(TX)でシナリオを手がけた、井土紀州。
秋から冬にかけて撮影された北海道の美しい風景も本作の見所のひとつとなっている。
Story
二人は、見えない未来を求めて、
北へ進み始める。
結婚5年目の人妻・小夜子は年上の夫との将来を描けずに離婚を考えていた。
ある日、友人のアドバイスもあり離婚後の住まいを探しはじめた小夜子は不動産屋の男・洋平と知り合う。
物件を見ていくうちに年齢も近く楽天的で話しやすい洋平に小夜子は心を開いていき、離婚を考えていることを明かす。
二人の距離はどんどん縮まっていくが、洋平が失踪した妻・光子に未練を残していることを感じとってしまう小夜子。
「奥さんに会ってはっきりさせるべきだ」と洋平をけしかけ、僅かな手掛かりを頼りに北に向けて二人の旅が始まる。
Cast
新藤まなみ
吉村界人
和田瞳
川瀬陽太
大迫一平
佐渡寧子
黒住尚生
広瀬彰勇
佐藤真澄
茜ゆりか
Staff
監督:いまおかしんじ
1965年生まれ、大阪府出身。1990年に獅子プロダクションに入社し、瀬々敬久、神代辰巳らの助監督を経て『彗星まち』(95)で監督デビュー。2011年にはクリストファー・ドイルを撮影にむかえた日独合作映画『UNDERWATER LOVE おんなの河童』を発表。代表作に『たまもの』(04)、『島田陽子に逢いたい』(10)、『あなたを待っています』(16)など。2019年公開の『れいこいるか』は「映画芸術2020年日本映画ベストテン」で第一位を受賞し、全国各地で上映された。脚本家としても活動しており、『苦役列車』(12)、『超能力研究部の3人』(14)、『華魂 幻影』(16)などがある。
脚本:井土紀州
1968年、三重県出身。映画監督・脚本家。日本シナリオ作家協会・理事。主な監督作品に『百年の絶唱』(98)、『ラザロ―LAZARUS―』(07)、『彼女について知ることのすべて』(12)、『マリア狂騒曲』(13)などがある。瀬々監督作の脚本を多く手掛け、主な脚本作品に『雷魚』(97)、『HYSTERIC』(00)、『MOON CHILD』(03)、『ニセ札』(09)『溺れるナイフ』(16)などがある。近年では『生きるとか死ぬとか父親とか』(テレビ東京)でテレビドラマのシナリオを手掛けた。
企画:利倉 亮
プロデューサー:江尻健司 アシスタントプロデューサー:山田剛史 竹内宏子
撮影:花村也寸志 照明:志村昭裕 録音:治田敏秀
装飾:魚住和伸 小林岳郎 編集:桐畑 寛
助監督:高橋大武 メイク:五十嵐千聖 音楽:宇波 拓 音響効果:藤本 淳
演技事務:関根浩一 営業統括:堤 亜希彦
配給宣伝:ムービー・アクト・プロジェクト
製作:レジェンド・ピクチャーズ
2022年/日本/107分/カラー/ステレオ/R-15作品
文化庁「ARTS for the future!」補助対象事業
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